- スマホやゲームばかりしていて全然勉強しない
- 勉強をしないから将来が不安
- どうしたら勉強のやる気を出してくれるのか知りたい!
子どもが勉強をやらなくなると、学校の授業についていけなくなってしまいます。授業についていけなくなった子どもは、「学校なんて面白くない」「学校にいきたくない」と思い、不登校になってしまうかもしれません。
私は小学校の教員として働いています。様々な教育書や論文や経験を通して、勉強のやる気を引き出す方法とやる気が出ない原因に気づくことができました。
そこでこの記事では、お家で簡単にできる勉強のやる気を引き出す方法6選と勉強のやる気が出ない4つの理由を紹介したいと思います。
この記事を読めば、子どものやる気を引き出す方法がわかり、やる気が出ない理由と対処法を知ることができます。
勉強のやる気を引き出す方法6選
まずは、勉強のやる気を引き出す方法を6つ紹介します。お家で簡単にできるものに絞りました。
生活リズムを整えさせる
以下の生活リズムは最低限徹底させましょう。勉強のやる気を引き出す最も重要な基礎です
- 早寝早起き
- 栄養のある食事を摂る
例えば、朝6時に起きて夜の9時に寝る。5大栄養素が豊富に含まれている食事を摂るなどです。生活リズムを整えさせることは勉強のやる気を引き出すための基礎中の基礎です。少なくとも、子どもが眠たくて勉強に集中できなかったり、身体に力が入らなかったりという状況を作らないようにしましょう。
軽い運動をさせる
勉強に集中できなくなっていたら、子どもを外に連れ出してみましょう。することは何でも良いです。一緒に買物をしたり、散歩をしたり、虫取りをしたりすることも良いでしょう。軽い運動をすることによって脳に良い影響を与えることができます。勉強のやる気を引き出すのに最適です。
集中できる環境を作る
以下の環境を作ってください
- 机(子どもに合ったもの)
- 椅子(子どもに合ったもの)
- 鉛筆、消しゴム、赤鉛筆
- 取り組む勉強用具(例:計算ドリルをやる→机の上は計算ドリルのみ)
以上の4つのみの空間を確保することで、勉強のやる気を引き出すことができます。ここで大切なのは、スマホやゲームが近くにないから大丈夫というわけではありません。他教科の教科書や問題集があってもいけません。
なぜなら、他教科の教科書や問題集があると、これもやらないといけない。あれもやらないといけない。今やっている教科がうまくいかないから別のやつをやりたい。といった雑念が浮かんでしまうのです。そうすると結果的に勉強のやる気が無くなってしまいます。
よって、紹介した4つのみの空間を確保するようにしましょう。
決まった時間に勉強させる
決まった時間に勉強させることで、勉強を始めるハードルを下げることができます。私が最もおすすめする時間は起きてすぐです。理由は朝起きたときが最も集中力があるからです。
このように言うと、朝起きてすぐは眠たくてできないんじゃないか?と考える方がいらっしゃると思います。確かに、朝起きたときは眠たいです。もっと寝ていたいと思うのが当然です。しかし、それは単純に睡眠時間が足りていないからです。
冒頭でも解説しましたが、勉強のやる気を引き出す最も重要な基礎は生活リズムを整えさせることです。夜早く寝れば朝は気持ちよく起きることができるはずです。生活リズムを整えさせたうえで、朝起きてすぐに勉強をさせましょう。
勉強をしたら褒めてあげる
子どもは勉強して褒められると、もっと勉強をしたいと思います。なぜなら、褒められることで自分が認められていると実感することができるからです。
ここで注意してほしいことは、テストの結果は褒めてこれまでの勉強は褒めないことです。テストの点数の良し悪しだけを褒めてしまうと、子どもはテストの点数が悪い僕(私)は認められていないんだと落ち込んでしまいます。
結果を褒めるだけではなく過程も褒めましょう。子どもの勉強のやる気を引き出すことができます。
親も一緒に勉強する
子どもは親の姿を見て育ちます。親が勉強している姿を見せることで、子どもは勉強しようと思います。なぜなら、勉強が大切なことだと実感することができるからです。
「勉強をしなさい」と言っている親が全く勉強をしていない姿を子どもが見たら、子どもはどう思うでしょうか?
大人になったら勉強しなくていいんだ。だから、勉強なんて意味がない。と考えてしまいます。
子どもの勉強のやる気を引き出すためには、日頃から勉強の必要性を行動で示し続けることが効果的です。読書からでも良いので、子どもに勉強をしている姿を見せましょう。
勉強のやる気が出ない4つの理由と対処法
今お子さんの勉強のやる気がでていない理由は以下の5つが原因かもしれません。
生活リズムが崩れているから
早寝早起きと栄養のある食事を摂ることができていないと勉強のやる気はでません。まずはこの2つから見直して改善していくことが大切です。
勉強しても理解できないから
理解できないことを子どもは取り組みたいとは思いません。勉強しても理解できないときは、簡単な問題を解かせましょう。
注意してほしいことは、ただ簡単な問題を解かせれば良いというわけではありません。理解できない勉強と関連している簡単な問題を解かせましょう。
勉強は基本積み重ねです。前に習ったことが理解できていないと解けない問題はたくさんあります。理解できない勉強と関連している簡単な問題を解くことができれば先に進むことができます。
褒める回数よりも叱る回数が多いから
子どもは勉強のことで叱られ続けると、勉強のやる気を落としてしまいます。親御さんが「早く勉強をしなさい!」「どうしてこんな点数なの?ちゃんと勉強したの?」と言いたくなる気持ちは痛いほどわかります。私も教室で言うことがあるからです。
そこで、私が意識していることは9割褒めて1割叱るです。子どもたちは褒めるべき行動をたくさんしています。その行動を見逃さず積極的に褒めていきましょう。
褒めて褒めて褒めまくることで、叱ったことが子どもの心に響くのです。
悩み事を抱えているから
子どもは悩み事を抱えていると勉強に集中することができません。今までは勉強できていたのに、突然点数が落ちてきたという子どもはいませんか?もしかすると、悩み事を抱えているかもしれません。
まずは、心配をしている姿勢を見せましょう。「最近、気分がよくなさそうだけど何か嫌なことがあったの?」と心配している姿をみせることで、子どもは徐々に打ち明けていってくれるはずです。
まとめ
今回は、勉強のやる気を引き出す方法と勉強のやる気が出ない理由とその対処法について書かせていただきました。
勉強のやる気を引き出すことは難しいです。しかし、本日紹介した方法を実践していただければ、勉強のやる気を引き出すことが可能です。まずは、生活リズムを整えることからスタートしてみてくださいね!
勉強のやる気を引き出すために生活リズムを整えよう
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