自己効力感を身につけることによって、いじめを未然防止することができます。なぜなら、いじめを起こす背景には、貧困や家庭内暴力や子ども時代のトラウマ、民族差別、過剰なしつけ、アルコールや薬物依存、暴力メディアの影響、学力不信などがあり、自己効力感を身につけることによって、それらを乗り越えることができると信じることができるからです。
今回はどうしたら自己効力感を身につけることができるのか、具体的な方法を紹介していこうと思います。ぜひ最後までよんでいってくださいね!
自己効力感を身につけるための具体的な方法
自己効力感を子どもに身に着けさせるためにはどうすればよいのか?3つのステップに分けて解説していきたいと思います。
少しづつ子どもに決定権を持たせるようにしていく
まずは、少しづつ子どもに決定権を持たせるようにしていきます。大人は子どもに良かれと思って正しい選択肢を伝えてしまいます。しかし、それでは子どもに自己効力感を身に着けさせることはできません。なぜなら、子どもが自己決定をして達成感を得ることにより自己効力感は醸成されるからです。自己決定のないところに自己効力感の醸成は期待できません。
家庭や学校で役割を与えさせる
家庭や学校で役割を与えさせて、その役割を子どもが遂行したら「ありがとう」と素直に伝えてあげましょう。そうすることで、子どもの自己効力感は醸成されます。しかし、最初のステップでも述べた通りこの役割は子どもが自己決定したものでないと意味がありません。さらに、気が向いたら与えられた役割を行うということも自己効力感を醸成するうえではよくありません。決めたら徹底してやらせることで自己効力感を育むことができるのです。
自分で目標を立てて学習に取り組む
子どもと一緒に相談しながら学習の目標を立てて、学習に取り組ませましょう。子どもが目標を達成することができれば、自己効力感を育むことができます。このときのポイントが、子どもの現状に合わせた目標を一緒に立てることです。周りがこうだから目標もこうしないといけないわけではありません。あくまで、子どもの現状に合わせて、子どもが頑張れば達成できそうな目標を一緒に立てることが大切です。
まとめ
いかがでしたか?本日は子どもの自己効力感を育むための具体的な方法について書かせていただきました。この方法は家庭や学校でも簡単に取り組むことができるので、いじめのない学級を作りたいと考えている先生方は実践してみることをおすすめします。本日はここまでです。今日も最高の1日にしていきましょう。
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