いじめのない学級を作りたいと思っている先生方はたくさんいらっしゃると思います。
学級の取組として、いじめは良くないと訴え続けたり、いじめ防止のポスターを作ったり、道徳の授業でいじめに関する題材を扱ったりしていじめの防止に努めている先生はたくさんいらっしゃると思います。しかし、現実問題そのような取り組みを行ったとしてもどうしてもいじめは起こってしまいます。
そこで、今回は表面的ないじめ防止の対策ではなく、子どもたちの内側からいじめを未然防止するための朝の学習タイムでできる方法を書いていきたいと思います。とっても取り入れやすいのでぜひ実践してみてください。
いじめを防止するために朝の学習タイムで漢字ドリルを進める
結論から申し上げますと、いじめを防止するためには朝の学習タイムで漢字ドリルを進めましょう。漢字ドリルを進めていくことによって新しい漢字を学ぶことができます。新しい漢字には必ず辞書で調べないとわからない語句がでてくるはずです。その語句の意味を理解して語句を使って言語化していく訓練をすることによって、いじめを防止する素地を身につけることができます。
なぜ語彙を増やしていくといじめを未然防止することができるのか?
小学生の子どもは使える語彙が少ないです。それすなわち、自分自身の感情を言語化する力に乏しいと考えることができます。語彙を増やして、日常会話で使える段階までレベルアップしていくことによって、感情の言語化をすることができるようになります。感情の言語化をすることができるようになれば、怒りや衝動性などをコントロールする力の土台を作ることができ、ほかの子をいじめないための必要な力を身につけることができるようになるのです。
漢字ドリルを進める際の15分でできる具体的な方法
15分の朝学習タイムで簡単にできる漢字ドリルを進め方を書いていきたいと思います。学級の実態に応じて臨機応変に変えてみてくださいね。
児童は指をだして、教師は黒板に新出漢字を書く
まずは、新出漢字を児童と一緒に書く練習をしましょう。教師が黒板に字を書きながら児童はその後を追って指で新出漢字を書く練習をします。
新出漢字についているわからない語句を国語辞典で調べさせる
続いては新出漢字についているわからない語句を国語辞典で調べさせましょう。調べさせたら、漢字ドリルの下にメモを取らせます。これを繰り返し行います。ここまでの活動を8:25〜8:35の間で行うようにしましょう。慣れてくれば、国語辞典を引くスピードも上がってくるはずです。
調べた語句を使って一文を作り言語化する
最後に調べた語句を使って一文を作り言語化させましょう。まずは1分間考える時間をとり、1分後隣同士で発表しあいましょう。そして、全体で発表する場を作りましょう。ここまでの活動を8:35〜8:40までに行います。
まとめ
いかがでしたか?語彙を増やして自分の感情を言語化する力を身に着けていけば、いじめを防止するための素地を作ることができます。今回紹介させていただいたのは漢字ドリルを用いての方法でしたが、他にも語彙を身につけるための方法はたくさんあります。語彙を身に着けていじめのない学級を共に作っていきましょう。本日はここまでです。今日も最高の1日にしていきましょう!
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