子どもが主体的に行動するために大人ができることは、子どもが取り組みたいと思えるような課題を設定して、褒めることです。なぜなら、子どもはやりたいと思ったことにはとことんのめり込み、大人から褒められると嬉しく感じるからです。例えば、自転車に乗れるようになったときのことを思い出してみてください。みなさんはどうして自転車に乗りたいと思いましたか?乗れるようになったら、公園まで短い時間で行けるようになるから?友達と一緒にツーリングしたから?違いますよね?単純に乗りたいと思ったからではないですか?自転車に乗ろうと思ってもうまく乗れない。それなら、乗れるようになるまで頑張りたい!そう思ったからではないですか?そして、乗れるようになって親から褒められたときはとても嬉しい気持ちになったと思います。1人で乗れるようになっても面白くないですからね。そういうわけで、大人にできることは子どもが取り組みたいと思えるような課題を設定して、褒めるということが、子どもが主体的に行動するために大人ができることなのです。
どうすれば、そのような課題を作ることができるのでしょうか?どうすれば、自転車に乗れるようになりたいと思えるような課題を作ることができるのでしょうか?それを今から書いていきたいと思います。ぜひ最後まで読んでいってくださいね。
自分が取り組んでみる
子どもが取り組みたいと思えるような課題を作るために必須条件なのが、まずは自分が取り組んでみることです。なぜなら、自分が取り組まないと、その課題が取り組みたいと思えるかわからないからです。自分が取り組んでみてつまらない課題は子どもにとっては100倍、いや1000倍つまらないと思ってもらって構いません。勉強で例えてみましょう。先生が「それでは、今から第一場面の登場人物の気持ちを想像してノートに書いてみましょう」といったとします。そこで子どもたちは第一場面の登場人物の気持ちを想像してノートに書こうとすると思います。さて、このとき子どもはどのような気持ちでしょうか?「よっしゃ!第一場面の登場人物の気持ちを書くぞ!」と思えるでしょうか?
一度自分でその課題に取り組んでみてください。きっとやりたいとは思いません。このように、自分が取り組んでみることによって、その課題が子どもがやりたいと思えるような課題なのかどうかをある程度把握することができると思います。やりたいなと思えたならば、第一段階クリアです。
子どもが課題を達成した後の姿を想像することができるようにする
自分が取り組んでみて、やりたいと思えたならば、次にすることは子どもが課題を達成した後の姿を想像することができるようにしましょう。なぜなら、人は達成した後の姿を想像することができれば、主体的に行動することができるようになるからです。自転車を例にすると、子どもにとっての目標は自転車が乗れるようになる。ですよね?子どもは自転車に乗れるようになった姿を想像することができると思います。ですので、子どもが課題を達成した後の姿を想像することができるようになれば、主体的に行動することができるようになります。
まとめ
子どもが主体的に行動するために大人ができる2つのこと
- 自分が取り組む
- 子どもが課題を達成した後の姿を想像することができるようにする
以上の2つを守っていただければ、子どもが主体的に行動することができる課題を作ることができるようになります。課題作りの参考にしていただけると嬉しいです。本日はここまでです。今日も最高の1日にしていきましょう!
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