みなさん!おはようございます!教員のみなさんはお疲れ様です。夏休みが来ましたね!良い時間は過ごせていますでしょうか?本日は夏休み中に考えることができる学習規律を一挙に紹介していきたいと思います。今から紹介する学習規律は教員の同僚9人と考えた学習規律ですので、ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。
始業、終業あいさつ
始業、終業のあいさつは以下のような意見が出ました。
- ここはいい加減にしてはいけないところ
- 終業の挨拶は礼をしてから1秒まつこと
授業と放課の切り替えは必ず必要です。子どもに切り替えるところをはっきりと示す必要があります。次は終業の挨拶は礼をしてから1秒待つように指導させましょう。学級で挨拶をいい加減にして教室から飛び出してしまう児童はいませんか?そんな児童にとても有効なのが1秒待つというルールです。ぜひ導入してみてください。
発言の仕方
発言の仕方は以下のような意見が出ました。
- 発言の目的は、考えの共有をするため、選択肢・妥当性を子どもに判断させるため、発信力をつけるため、自身・達成感をつけるため
- 今発言するべきか子どもに判断させるために、手を教師が挙げてから尋ねる
- 「言ってくれる人」「言いたい人」と尋ねる。
発言の目的を4つ挙げることができました。これらは発言を子どもたちにさせるならば、常に意識していきたいところです。さらに、低学年におすすめなのが、教師が手を挙げてから尋ねるという手法です。これを用いることによって、子どもは今手を挙げるところなんだなと意識することができます。
話の聞き方
話の聞き方は以下のような意見がでました。
- 最後まで話しを聞いた後に質問タイムを設ける。
- 聞く姿勢を整えさせる。
先生が話し終わる前に発言してしまう子どもはいませんか?そのような子どもがクラスにいる場合はまず、話をする前に、「先生が話し終わってから質問タイムの時間を取るから、最後までしっかりときいていてください」と一声かけてあげるようにしましょう。それでも話してしまう児童がいますが、我慢比べです頑張りましょう笑
そして、聞く姿勢を整えさせてください。聞く姿勢を整えさせるときによく、「姿勢を良くしなさい」だったり「静かにしなさい」だったりと直接おっしゃる先生がいらっしゃると思います。もちろん、それも大事な指導なのですが、言うことを聞くでしょうか?聞かない児童もたくさんいると思います。そこで、よく言われるのは「AさせたいのならBと言え」です。例えば、聞く姿勢を整えさせるときにおへそをこちらにむけましょうだったり、みんなの目からビームで先生をビリビリさせてくださいだったり、廊下を静かにあるかせたいなら、「理科室まで息を止めていきましょう。それでは、大きく息を吸って、、、はい、いきます」だったりといった「AさせたいのならBと言え」は非常に有効なテクニックなので実践してみることをおすすめします。
始業前の準備
始業前の準備は以下のような意見がでました。
- 机の上には何も出させない。
- 机の上には次の時間の準備をさせる。
まずは、机の上には何も出させないです。このやり方は、物を置く場所を徹底させたい先生や、1年生の先生におすすめのやり方です。
次は、机の上には次の時間の準備をさせるです。このやり方は、次の時間の授業をスムーズに進めたい先生、教科書を出すのに時間を使いたくない先生におすすめです。
以上の方法は児童の実態に応じて使い分けていただくと良いと思います。
ハンドサイン
ハンドサインは以下のような意見が出ました。
- 賛成・反対・つけたし・意見・わからない
- ハンドサインだけじゃなくて反応も➕
- 当たる時は優先順位を決める
ハンドサインをすることによって、発言が苦手な児童生徒も参加できたり、誰が授業に参加しているのか把握できたりします。また、ハンドサインだけにしてしまうと、本当に参加しているのかわからなくなってしまうので、反応もつけるようにさせましょう。具体的には「さんせーい」といったり、「わからない」と言ったらなどです。そして、ハンドサインを決めたら具体的にどんな順番で当たるのかを考えておきましょう。
話し合わせ方
話合わせ方は以下のような意見がでました。
- 話し合いはなるべく短く
- ネガティブワードはNG
話し合いが長すぎて、他ごとを話してしまう児童はいませんでしたか?そうならないためにも、話すことを明確にして、話しあいを短くするようにしましょう。そうすることで、他ごとを話す児童を減らすことができます。また、友達の意見にネガティブワードをいうことも禁止にさせましょう。言われた側の話し合いをする気が失せてしまいます。
ノートの取り方
ノートの取り方は以下のような意見が出ました。
- まずは聞く→時間をとって書く
なかなか子どもがノートをとらないと悩んでいる先生はいらっしゃるのではないでしょうか?そんなときは、聞く時間と書く時間を明確にわかるようにしてあげましょう。子どもは聞きながら書くということが苦手です。したがって、聞く時間と書く時間を分けましょう。教えることが多くてそんなことができないとおっしゃる先生もいると思います。そんなときは教えることを絞りましょう。大事なことだけを伝えるのです。子どもに何かできるようになった実感を毎授業持たせることが大切です。
物の置き場所
物の置き場所は以下のような意見が出ました。
- 〇〇の上に△△→明確に置く
物の置き場所を明確にすることによって、学級で統一感を生むことができます。そうすることで、気持ちよく学習に取り組むことができるのみならず、物の紛失などを未然に防ぐことにもつながります。学習規律を整えるうえで物の置き場所を明確にすることは必要不可欠です。
忘れ物
忘れ物は以下のような意見がでました。ただし、以下のリストは授業が始まったときに忘れ物を言いに来た人の対応方法です。
- 改善策を示す→考えさせる
- 一度席に戻らせて、後で話を伺う。
- 顔色を変えて指導する
みなさんはどのように対応していますか?私は一番上の方法をいつも実践していました。しかし、忘れ物の指導に時間が取られてしまい、授業を進めることが難しくなってしまいます。そこで、真ん中の方法を取り入れることによって、授業の時間を確保する可能性を増やすことができます。しかし、この方法をとると、後から忘れ物をした子を対応しなければならないと頭の中にとどめておく必要があるため、マルチタスクになりがちです。そうすると逆に授業をすることに集中できなくなってしまうので、どの方法も一長一短のように感じました。
姿勢
姿勢は以下のような意見が出ました。
- 座り方(足の裏を地面に)
- 机から足をはみ出させない。
当たり前といえば当たり前ですが、守れない児童も一定数いると思います。この指導もめんどくさがらずに行う必要があります。なぜなら、姿勢が崩れていってしまうと鉛筆の持ち方がいい加減になったり、物を落としたりして授業に集中することができなくなってしまうからです。特に物を落としたときの音は授業の流れをストップしてしまうことも多々あります。したがって、指導するのは時間がかかり面倒くさいですが、根気強く姿勢を正す指導をしていく必要があるのです。
まとめ
いかがでしたか?本日は私達の学校で話し合いに挙がった学習規律について書かせていただきました。どれも学習をするうえで基礎中の基礎になり、ベテランの先生でもいい加減になってしまうとても大切なポイントです。基礎をしっかりと固めて授業に取り組ませることで、授業の効果も飛躍的に挙げることができます。今回紹介した方法をぜひ実践してみてくださいね。本日はここまでです。今日も最高の1日にしていきましょう!
コメント